アナウンス:東京都知事候補者、れいわ新選組、山本太郎、45歳。前参議院議員、2019年独自でれいわ新選組を旗揚げ、代表に就任。2019年参院選で、政党要件を満たす。では、山本太郎さんの政見放送です。
山本氏:東京都知事に立候補しました、れいわ新選組公認、山本太郎です。なぜ、立候補するのか。コロナ災害による補償なき自粛が始まってから、多くの悲鳴を聞いてきました。自宅の家賃も店舗の家賃も払えない。一家3人、収入が激減。住宅ローン払えない。東京の街中、駅などをまわって気づいたのは、目に見えて、ホームレスになりたての人たちが増えているっていうことです。身なりは綺麗なんだけど、不自然なほど大きな荷物を抱えた若者。何も持たず、呆然と座り込む高齢の方。行き場を失って途方に暮れている人々と、時間がある時には毎日のように接しました。昨日ホームレスになった。他にも、所持金が150円しかない。他にも、ペットと共にアパートを追い出された。他にも、もう何日も食べてない、何か食べ物はないか。言葉を交わした全ての人がコロナ災害の犠牲者でした。病気やケガで1週間でも仕事を休めば、たちまち家賃を滞納、ホームレス化のリスクにさらされる人々は、コロナ災害が起こる前から、膨大に存在していました。
その原因は、ドケチ財政です。20年以上のデフレから、本気で脱却する気もなく、大企業の利益を増やすために、働き方をぶっ壊し、安い賃金で長時間働かせて、非正規労働を拡大させてきた結果、私と同世代であるロストジェネレーションは、その他にも多くの困窮者は、次々に生み出されてきました。コロナの前からみんな、経済的に緊急事態だった。お話を伺った方、そのほとんどは、自分が悪いと口にします。だけどそれは全然違う。声を大にして言いたい。すでにみんな頑張りすぎてる。その中でこれ以上何を頑張れって言うんですか。本当に頑張るべきは政治じゃないですか。経済危機、災害、感染症の拡大がある度に、多くの人が困窮して死にたいと考えるまで追いつめられる社会、やめにしましょう。つまずいても住まいを失わず、野垂れ死なず、すぐに生活を立て直せる社会、作りませんか。東京からそれを始めます。私がやります。大胆に資金を調達、それを人々に流し込み、底上げをする。総額で15兆円です。
私が都知事になったら、まず全ての都民に10万円を給付します。今回のコロナ災害の影響で売り上げが下がった。中小零細、個人事業主、フリーランスの方々、前の年と比較し、事業収入のマイナス分、補填します。高校、大学、大学院、専門学校生の皆さん、授業料1年間免除します。あなたの学び、守ります。そして東京都の職員3000人を新たに雇用。ロスジェネ、コロナで失業した方、安定した職に就いていただきます。加えて、安い家賃で住める家、準備します。都営住宅の空き部屋、4万室はもちろん、都内の活用可能な空き家69万件。賃貸共同住宅の41万室の空き部屋を、必要な分を借り上げ、単身者、高齢者、ネットカフェ生活者にも安定した住まいを提供します。
そして、今年の冬には来ると言われるコロナの第2波。その時にも、このままでは補償なき自粛が行われます。その際また、全ての都民に10万円を給付します。他にも、都内の41万の事業者に簡単な手続きで、さっさと100万円を給付。もちろん無利子、無担保、繰り延べありの貸し付けも行います。私が今紹介したような施策は本来、国がやるべきこと。そもそも、国がコロナウイルスを災害基本法の災害に指定していれば、収入が減ったりして家賃が払えない人に、みなし仮設住宅扱いとして、その家賃を国が支払うこともできました。会社をつぶさないために従業員を解雇しなきゃならない場合でも雇用をしたままで失業給付を受けることもできた。でも国はそうしなかった。
一方で、小池都知事は、国に対してコロナを災害指定しろとは求めませんでした。ここまでの緊急時であっても、都民に興味を持たない都知事では、あなたの命や生活は守られない。今は平時ではない。緊急時です。私が知事になったら、全国の自治体トップとつながって、国に対してもっと金を出せと、地方への大胆な財政支出を求めます。さらに緊急時の地方債を、日銀が買い取ることを求めます。1400万人の都民に対して、東京都知事が本気を出せば、誰も失業させない、倒産させない、誰も路頭に迷わせないことを実現できる。それを実現するために立候補しました。あなたが人生を諦める必要のない東京、日本を、私と一緒に作って欲しい。れいわ新選組公認、山本太郎でした。山本太郎の政策の財源について、その他の政策などは、れいわ新選組のホームページまで。ありがとうございました。
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