アナウンス:東京都知事候補者、無所属、小野泰輔、46歳。熊本県前副知事、外資系コンサルティング会社、衆議院議員秘書。海城高校、東京大学法学部を卒業。目黒区生まれ。では、小野泰輔さんの政見放送です。
小野氏:東京都の皆様、こんにちは、小野泰輔です。目黒生まれ、小平育ちの46歳。12年前、大学の恩師、川嶋郁夫先生が知事になった縁で、熊本県へ。全国最年少の副知事になりました。今回、なぜ都知事選に挑戦するのか。主要政党は、知事度の高い小池都知事の前に、候補者を出し切れませんでした。今、東京が変わらなければならない時に、このままキャッチフレーズにばかりに惑わされ、議論が深まらないまま都知事選挙が終わって良いのでしょうか。私はこの状況に一石を投じなければならない、という思いでここに立っています。小池都知事は、この4年間、都民の期待に応える働きができたのでしょうか。例えば、東京ロードマップ。国が緊急事態宣言を解除したのに、東京だけ経済の再開のペースが遅い。
そして、東京アラート。感染者がまた増えてきたのに、どうしてレインボーブリッジが赤から虹色に戻るのでしょうか。コロナの前も同じことがありました。思い出してください。豊洲市場問題の大混乱。移転が大幅に遅れ、最後は4000億円もの損失。小池都知事は、前回の選挙で待機児童ゼロ、満員電車ゼロなど、7つのゼロを掲げました。しかし、達成できたのはペットの殺処分のゼロだけ。アピールは天才的ですが、残念ながら行政能力が欠けていました。では、私、小野たいすけが都知事になったら何をするか。まずはコロナの問題。曖昧な東京アラート、ロードマップは、即見直し。科学的な根拠に基づく感染対策で、経済活動を両立させます。そしてコロナへの第2波への備え。コロナ対応のICUセンターを整備し、医療体制を強化するとともに、PCR検査は医師が必要と判断した全員が速やかに受けられるように体制を拡充します。
関心の高い東京オリンピック、パラリンピック。ヨーロッパの方がコロナの被害は酷く、日本はコロナの被害が少ない。ワクチン開発も数年かかりそう。だから私は、東京大会を2024年まで延期して、完全な形で実施するように国と調整し、IOCと交渉します。次に経済です。コロナに負けない新しい東京をつくっていきます。通勤で都心へ集中することなく、都内周辺の核となる街に、ビジネス、子育ての拠点を整備し、分散型の都市構造に変革します。安心して芸術、文化を楽しめるよう、感染症対策を備えた空間の整備にも取り組みます。現職が手つかずだった都営地下鉄とメトロの一元化にも取り組み、利便性を大幅に向上させます。次に防災です。熊本地震での経験を、首都直下地震に活かします。命を守るための家屋の耐震、防火対策、都外への非難も見据えた、他県との交流推進を目指します。
健康づくりも大事です。実は私自身もがんサバイバー。数年前に人間ドックで肺がんが見つかり、治療しました。がん受診率を上げるとともにがん患者の方々が治療しながら働ける環境を整備します。他にもたくさんの具体策があります。ホームページやブログ、新聞の選挙広告をぜひご覧ください。一方でどんな政策も予算がないと実現できません。小池都知事は後先を考えず、1兆円もあった貯金をほとんど使い果たしました。その後始末として、財政再建にも取り組みます。私自身は不退転の決意を示すため、給料だけでなく、報酬もボーナスも50%カットします。最後に、私は東京の皆様のコロナ問題での忍耐強さ、知恵と工夫で乗り切る姿を拝見して心より素晴らしい街だと思いました。そんな都民の方々ですから、この選挙でもイメージだけで語るのではなく、問題をどう解決するのか、論戦を望まれているはずです。それこそが、成熟した民主主義。東京の皆様なら実現できると私は信じています。東京都知事は小野泰輔。小野泰輔をぜひ宜しくお願い致します。
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