6月15日 18時30分頃 小池都知事 ライブ配信 文字起こし

小池都知事:こちらは新宿、東京都庁。都知事の小池です。先週12日の金曜日からロードマップのステップを休業要請などがほぼ終了するステップ3に移行いたしましておりまして、経済社会活動が全面的に営まれる新たなステージに入ったということで、このライブ配信、先週の木曜日で定期的な配信を終了を一旦いたしております。ただ昨日、感染者数が大変多い数字となりました。そこで皆様方に正しい情報をお伝えしようということで、今日は臨時で放送をいたすことといたしました。それでは早速最新の状況を見てまいりましょう。

今日の感染状況、新たな陽性者数が48人に上っておりますが、うち濃厚接触者が35人、海外渡航歴は0、調査中13人、亡くなら方、報告はございません。今日の状況はご覧のようになっておりまして、自宅療養者の数も8人に減りましたね。宿泊療養者はちょっと逆に増えて58人となっております。このような数字でございます。これまでの陽性者数5592人にのぼっております。昨日の新規陽性者が47人でした。今日の新規陽性者こちらも48人ということで、えー大丈夫かという話になるわけですが、この2日間、ここ最近の感染者数と比較して大幅な増加ではありますが、内訳を見てみますと、最近の新規陽性者、いわゆる夜の街関連の方が多うございます。新宿エリアの方が確認されております。

これはですね、新宿区が新しい集団検査の取り組みに着手されたという、そのことが影響しています。具体的にはですね、新宿区が接待を伴う飲食業を営んでおられる事業者の方々と連携、協力をされまして、陽性者が判明したお店で働く従業員の方々などにですね、PCRの検査を受けましょうということで、受診を勧めていただくいうことにしております。区の保健所としても、濃厚接触者の範囲をこれまでより広くとらえて、陽性者が判明したお店の従業員の全員にPCRの検査を受けていただく。それによると、結果として、無症状、ほとんど症状がない陽性の方が次々と判明したんですね。実際この集団検査でありますけれども、陽性判明した方、昨日の47名のうち18人、そして今日の48人のうち20人いらっしゃるということであります。濃厚接触者の範囲はこれまでこれより幅広く、先手を打って検査を行うということで、早期に陽性の方を見つけ出すことができます。また速やかに入院していただいたり、宿泊療養に繋げるということが可能となります、むしろ市中への感染の広がりを防ぐ効果があると、このように考えております。

そこで、ここ2日間の新規陽性者数、大幅に増えておりますけれども、感染経路が追えない方が増えている状況ではないと。この集団検査についても、昨日も西村大臣と意見交換をいたしました。そして、この集団検査というのは意味があるというお話もおっしゃっておられました。都としても、こういった取り組み、支援をしていきたいと考えているところです。今日のモニタリングの指標でございますけれども、7つの指標をそれぞれご覧の通りとなっています。新規の陽性者数大幅に増加ではありますが、いわゆる夜の街関連の方が、積極的に受診を勧奨、検査を受けましょうと、その結果になっております。今申し上げたように、ほとんど無症状の方で、これらの方、検査を受けましょうという受診勧奨ですね、これで陽性判明をした方を除くと、陽性者の増加比ともに大きな増加にはなっていないということであります。十分な医療提供体制、確保されております。そういったことからですね、感染状況については、これからも注意深くモニタリングを行ってまいります。

で今日午前中ですけれども、第2波の対策検討ワーキングの、会合ですね、この初会合を開催いたしました。でそこには東京都医師会の猪口副会長はじめ専門家の方々にもご参加頂いております。で、これから新型コロナウイルスと共に生きていくと、いわゆるウィズコロナといった新たなステージに立っているわけですけれども、第2波に備えた適切な感染拡大防止策を講じてまいります。そして経済社会活動や都民生活を営んでいく、健康と命を守り、そして経済社会活動を進めていくということであります。そこで会合でありますが、第1波の経験、教訓などを踏まえまして、第2波に備えて危機管理の観点から、万全の対策を実施すべきだと、3点あります。

まず、感染症への組織対応力の強化であります。2つ目が検査体制を拡充すること。3つ目が医療提供体制のこちらも拡充。これらを、進めて参る、この柱になっています。で今日の第1回ワーキングにおいては、この取り組みの前提となりますモニタリングの今後のあり方を議論をしていただきました。また組織対応力の深化ですね。そして検査体制、医療提供体制の拡充、これら専門的な立場から様々なご意見を頂いたところであります。今日いただいたこの内容を踏まえまして、感染状況の把握、分析、検査医療体制の拡充、いろいろ項目ありますけれども、感染症の全般にわたる多面的な検討を進めまして、6月中には喫緊の課題への対応、そして体制整備に対する方針をまとめて参ります。7月には第2波への対策の全体像をまとめて参ります。

さて今日は、臨時で放送したわけでございますけれども、これからも感染状況に応じて、必要に応じて放送する場合がございます。その際にはですね、東京都の公式 Twitter であるとか、東京動画のウェブサイトからお知らせをして参りたいと存じます。これまでもご視聴、誠にありがとうございます。

※小池都知事によるライブ定期配信は6月11日(木)をもって終了、本日は臨時配信です※

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