6月3日 19時10分頃 西村大臣 会見 文字起こし

記者:東京都が感染の再拡大を受けて東京アラートを発動しました。政府としての認識、受け止めを教えてください。もう1点、プロ野球巨人の選手2人が新型コロナ陽性と判明されたと発表しましたが、受け止めと6月19日開幕予定の無観客試合について方針を教えてください。

西村大臣:はい、えーと、昨日東京で、34名の新規感染者が発生をしております。本日も12名の新規感染者と、報告を受けております。えー、今日の12名のうち、6名について、感染経路不明であると、いう報告であります。また、都内全体で見た場合に、直近1週間の10万人あたりの新規感染者数は0.83人と、なっているところであります。えー、昨夜東京都において、東京アラートが発動されたものと承知をしております。あの、その後、昨夜小池知事からも連絡いただきましたし、本日も小池知事と、えー、やり取りをさせていただきました。えー、これはですね、え、東京都の判断でありますが、え、医療提供体制や監視体制は十分であるものの、感染状況に係る指標のうち、週単位の陽性者増加比、あるいは新規感染者における接触歴等不明率が緩和基準を上回っていることなどを踏まえて、え、都内の感染状況を都民に的確にお知らせし、警戒を呼び掛けるということを目的としたものと、承知をしてます。えー、地域の感染状況を適切に、ま、検知、監視しながらですね、感染拡大の兆候が見られた場合に、必要な警戒を呼びかけることを通じて、感染拡大を抑えていく取り組みは、重要だというふうに思います。

え、小池知事も、ご発言されておられますが、接触者不明の方のうち、約3割の方が、いわゆる夜の街関連ということでありますし、約半数は新宿エリアにおける、飲食、接待、接客業の関係者が占めてるということ、であります。え、ま、これまでも申し上げてきましたけれども、これらクラスターが発生しております、いわゆる接待を伴うバーやクラブなど、飲食業についてはですね、えー、すでに業界団体と専門家の方々が、感染拡大を防ぐための感染防止策について、検討を始めております。ガイドラインを、できるだけ早期に、まとめていただいてですね、え、その内容を実行していただくと、いうことが、大事だと、いうふうに考えております。え、そのことについては、え、持続化補助金でですね、え、しっかりと、そうした感染防止策を取り入れていくことについては、支援をしていきたいと、いうふうに考えてます。また、小池知事と、昨晩、今日やり取りする中で、えー、近いうちにですね、小池知事ともお会いをして、えー、この、感染経路不明のところ、あるいは、えー、特に、接待を伴うバーやクラブなど、の飲食業、いわゆる夜の街への対応についてですね、是非、協議を行っていきたいと、いうふうに考えています。

それからプロ野球の、お話でありますが、えー、220名、ちょっと、これ、あの、最終的に、あの、プロ野球コミッショナーと話したわけではないんですが、報告を受けてること、あるいは報道でありますけれども、約220名の、選手、コーチ、それから監督、チームスタッフらが、抗体検査を受けたということで、そのうちの4名の陽性判定が出たということで、その4名の方についてPCR検査を受けたところ、2人が陽性判明したと聞いております。えー、プロ野球においてもですね、現在感染予防のための、業種別ガイドラインですね、これを専門家の方にも入っていただいて、作成中ということであります。選手の行動管理も含めてですね、え、しっかりとしたガイドラインを作成したいと思っているところでありますけれども、あの、ポイントはですね、どこでも感染するということですね。

誰もが感染するリスクがあるということです。あの、それぞれの方から、いろいろ事情はあの、また、クラスター対策、保健所においてですね、お聞きをすることになると思いますけれども、えー、1つは、どこでも感染する、誰もが感染リスクがあるということ。もう1つは、え、お2人とも、おそらくこれは推測ですけども、お元気であったと思います。無症状だったんじゃないかと思いますので、8割の方が無症状のまま、そして元気なまま、いつのまにか無くなってしまうし、ということですね。しかし、その中には、うつす方もおられるということでありますので、あの、非常に難しいウイルスだということを、改めて、是非国民の皆さんにも理解を深めていただきたいと、いうふうに思います。

どこに潜んでるかわからない、無症状のまま持っている方もいると。しかし、大半はうつさない、わけですし、一部の方がうつす、わけであります。え、どこでも、誰でもが、感染するリスクがあると、いうことでありますので、えー、ワクチンができるまではですね、是非、感染防止策を徹底をしていただくと、いうことが何より大事だと、いう風に思います。え、ま、そうした意味で、それぞれの業種において、ガイドラインを作成していただきます。専門家の皆様の知見を借りながらですね、えー、経済活動を再開し、活動のレベルを引き上げていくわけですけれども、その時に、感染防止策は徹底していただくと、いうことが大事ですので、是非、ご理解、ご協力をお願いをしたいと、いう風に思います。


えー、プロ野球につきましては、今月19日から無観客にて、え、開催する予定と承知しておりましたけれども、えー、また、あの、今回の事態を受けて、色々検討されるのではないかと、いう風に思います。え、まだ、何名かの方が、えー、今日の夕方、あるいは明日も、巨人の関係者ですね、PCR検査を受けると、いうふうに聞いております。それから、ちなみにですね、今申し上げた抗体検査を受けて、PCR検査を受けたということなんですけれども、もうご案内の人も多いと思いますけれど、ウイルス量は感染してから、まあこういう風に増えていくわけですね。これ、あの、よく議論になりますけれども、あんまり早くにPCRを、濃厚接触者だということで早く受けても、ウイルスが出ないから、反応が陽性にならないんですね。で、ある程度のところで、こう増えてきて症状がでる方がいるし、症状が出ない人もいるわけですけれども、抗体には、2種類あります。

で、今回どちらを受けられたか分かりませんけれども、えー、この抗体は後から出てきますから、後からでてくる抗体のレベルとPCRもプラスになる、陽性になるレベルということなので、ま、おそらくこの辺りで受けられたのではないかと思います。で、ちなみに、これは報道によるんですけれども、坂本選手も大城選手はともに、正常値ギリギリの微陽性ということですから、このギリギリのところ、ウイルス量が減ってきたあたりで、つまりウイルスを一定量持ってても、無症状のまま過ごされて、そしてギリギリのところで、抗体検査でプラスになったがゆえにPCRを受けたわけですけれども、PCRもプラスに出たと、いうことで、ギリギリのところだったというふうに報道で承知をしています。

えー、ということで、なかなか、あの、難しいということもご理解いただけたかと思いますが、えー、PCRの受けるタイミングもですね、早すぎても駄目ですし、少な過ぎても出なくなるわけですが、その時に抗体は、ある程度こう出てくる。時間をずらして、出てくる2つの抗体があるということであります。えー、こういった中で、えー、抗体検査も、1万件進めているところであります。え、いわゆる疫学調査で、え、どのくらいの数、感染をしていたのか、無症状のまま、過ごされたのかといったことも含めてですね、えー、調査を進めて、ま、今後の対策に、役立てていきたいと、いうふうに考えています。以上です。

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