6月3日 14時00分頃 吉村大阪府知事 会見 文字起こし

吉村府知事:えーと、僕からは4点です。まず1点目です。これは無観客のライブ支援事業を、大阪府で実施をしていますが、補助事業を実施していますが、それについてのプロモーション事業を、ライブハウスにやっていただくということについてです。え、このコロナの状況もありまして、ライブハウスであったりいろんな劇場であったり、大阪には小屋文化がありますが、それがなかなか、この状況でうまく、こう活動ができていないという状況にもあります。今般、ガイドラインを作って、ガイドラインに従って、本当にライブハウスの皆さんであれば、透明の幕を作ったりだとか、席を作ったりということで、対策を取ってやって頂いてます。そういった新たな取り組みも、あの、ご協力、ま、感染防止対策にご協力をいただきながら、一方で、大阪府として、新たな補助事業も展開しています。

どういうことかと言うと、1事業70万円としまして、えー、それぞれですね、え、ライブハウスに限らず、いろんな芸能、演芸、そうした小さな劇場なんかでやるのも含めてですね、え、この、無観客ライブを発信すると。で、そのライブを作ったりするのにはちょっと手間も要りますけれども、そこらへんを支援する事業として、1事業70万円の事業を、あの、補助事業を展開しています。で、無観客ライブをすることで、その、応援してくれている皆さんが、そこからチケット料というか、入場料を払って、そのお金が、その、いわゆる主催者の方に行くということで、新たなスタイルの、支援事業というのをやっています。あの、200事業を想定していますが、いま100事業程度の申し込みがあるという状況です、有名なところでいうと、天満天神繁昌亭もそうですし、能楽堂なんかも、ご応募を頂いています。あとはその音楽関係、ライブハウス関係が非常に多いと、いう状況でして、既に5月から数件実施をしています。交付決定をしたのが18件と、いうことで、まだ受け付けている状況です。

ま、それと関連しまして、今日ご紹介するのは、その支援事業はどんな風に行われるのかというのを、あの、プロモーションしようと、いうのも、これ予算化して、準備をしてきました。このプロモーション事業についてです。で、このプロモーション事業について、まず、主催ですが、これはあの、ライブハウスで、クラスターが発生したライブハウス、ありましたけれども、そこのうちの3つの事業者がやってくれることになりました。京橋ライブハウスのArc(アーク)、それからSoap opera classicsと、そしてルミオと、この3事業所を皆さんも聞いたこと、記憶に新しいと思いますが、この3つのライブハウス、クラスターが出たところですが、出た中でですね、これから第一歩を改たに踏み出そうと、そのためのプロモーション自分たちで、あの、しっかりやろうと、いうことで、あの、あの、立ち上がっていただきましたので、え、そこで、プロモーション事業をして、そして、多くの皆さんにですね、この無観客ライブというのを広めていきたいと思っています。

で、えー、ま、その趣旨に賛同していただいた出演者の方、これは大阪のライブハウスから巣立ったアーティストの方が、その趣旨にも賛同いただいて、出演をいただくということになります。参加をいただくことになりました。この取り組みを通じて、ライブハウスはもちろんのこと、新型コロナで非常に厳しい状況になりますが、大阪のいわゆる小屋文化というのを、しっかり守っていきたいというふうに思います。そしてまた、新たな第一歩を踏み出していきたいと、思います。え、プロモーションライブの概要ですけれども、6月7日の日曜日に実施をいたします。16時、午後4時間から2時間半程度、このライブを、開催を致します。生配信です。えー、まず、あの、出演いただける方ですけれども、BURNOUT SYNDROMES(バーンアウト シンドロームズ)さん、そして矢井田瞳さん、そしてKANA-BOON(カナブーン)さん。え、この3人の、3つのグループの演者さん、大阪から巣立っていった、アーティストですけども、この3人、3グループの演者さんの生配信をいたします。これは特設のホームページで配信をいたします。配信については無料で配信いたします。え、あの、本体の、大阪府が補助している事業については、そのチケット買ったりということで、そのライブハウスなかを応援しようと、小屋を応援していこうという一つの趣旨としてやってますが、ま、このプロモーションライブについては、無料で配信をいたします。

ライブ会場についてですけれど、ここあの、無観客ライブでやりますので、どこでやるかということは、非公開にさせていただきます。報道機関の皆さんは、取材ということでお伝えいたしますが、一般の皆さんには、あの、これは非公開ということで、無観客ライブで進めていきたいと、いうふうに思います。ま、あの、非常に有名な方が参加いただけるということになりましたので、会場なんかお知らせすると、そこである意味、出待ちとかいろんなこと起きてもいけませんので、ここは非公開ですね、進めていきたいというふうに思っています。また、あの、こういった出演者の皆さんに、あの、ライブハウス応援しようということで、参加いただけることに、感謝申し上げたいと思いますし、そしてまた、クラスターが発生した、京橋ライブハウス含めてですね、なんとかここでライブハウスもう一回やろうよということで、このプロモーションに参加いただけることに、感謝を申し上げたいと思います。なんとか大阪としてもこれからもですね、コロナがあるわけですけれども、あの、ある意味、ライブハウスとかそういった被害者ですから、そういった意味では、何とか感染症を抑えながら、成り立つということを、今後も取り組んでいきたいと思います。そして内容ですが、これは府内の劇場、演芸場やライブハウス等の施設運営事業者に補助を致します。補助の対象事業については、無観客ライブの動画の作成。そして配信事業とこの経費を支援します。1施設あたり70万円を支援をします。7月17日金曜日まで、応募しています。200件程度の補助を予定しております。現在100件強、申し込みがありますが、まだ、予算枠もありますので、申し込みをいただけたらと、いう風に思います。

えっと、2点目です。え、商店街についての需要喚起に向けた取り組みです。また感染症対策を徹底していこうということについての取り組みです。府域のモデルとなる100の商店街におきまして、感染症の拡大、これを予防するということと、そして、この啓発をしていく。また、併せて安心な商店街を目指していこうことについての、支援事業。これ、あの、商店街と一緒にやっていこうということです。まずは、あー、代表的な4つの商店街において、先行的にスタートしていきます。商店街において安心して買い物できる環境を整えていこうよということが、この事業の趣旨です。先行実施商店街としては、戎橋筋、駒川、千林、天神橋筋の商店街で実施をいたします。

やることとしましては、商店街の中での共用スペースに、消毒液なんかの設置をするということ。それから卓上のポップがあるわけですけれども、卓上のポップの中で大阪コロナ追跡システムが活用しやすいように、その雛型とか、そのポップをお配りしていこうという風に思います。卓上で、透明で立つやつですね。そのサンプルは持ってきたら良かったんですけれども。後ろに今、担当者が挙げている例のやつが、それです。で、後はそのPRのロゴ、みんなで守ろう大阪と、いうことで、のぼりとかそういったものをこの商店街で掲げて、えー、感染症対策、あるいは新たな生活様式についての啓発をしていきましょうと、いうことです。先行実施は6月3日から実施しまして、6月中旬くらいに順次100商店街で実施をしていきます。今後、国も宇呈しますGo to キャンペーン、これ、7月下旬予定になると思いますが、それと連動して、需要喚起に向けた取り組みも、進めていきたいと思います。

3つ目です。え、御堂筋の光のイルミネーション、それから、御堂筋のオータムパーティーについてです。まず、御堂筋のオータムパーティーですが、これは、毎年実施をしてます。昨年度は40万人の方に、起こしをいただくと、いうような、大きな事業です。ま、皆さんもご承知の通り、1日御堂筋を止めてやるイベントですが、これについては、今年は、中止にしたいと思います。と言いますのも、参加者が約40万人、50万人ということで、ま、ものすごい数の方が参加をされると、いうこと。そしてこれ、屋外でのイベントなので、かつ、なんか入り口があるわけではありませんから、例えばコロナの追跡システムで、参加者を特定することも、そもそもやっぱりできない、ということになります。ですので、今年については、開催を見送りたいと、思います。ま、今後実行委員会で、書面決議になると思いますが、正式に決定していきますが、関係者とも協議の上、この御堂筋オータムパーティーについては、今年は見送りをさせていただきたいと思います。

一方、御堂筋のイルミネーション。これについては、実施をしていこうと思います。毎年大阪の冬の風物詩として定着してきましたが、やはり、あの、このコロナに、打ち勝つ希望の光と、これを灯そうということで、実施をしていきたいと思います。オータムパーティーと違って、一挙にこの何十万人集まるということでもありませんし、やはり、コロナに打ち勝って、社会を元気にしていくという意味で、真っ暗にするんじゃなくて、光で灯そうと、いうことで、今年も実施をする方向で進めています。あの、大阪光のルネッサンス、大阪市とも、これは調整は必要ですけれども、ま、あの、これについても、実施していくと、いうこと、ま、そういう大きな方向性は聞いていますので、え、御堂筋イルミネーション、この冬の風物詩になっているものについては、今年は実施をすると。コロナに打ち勝つ希望の光になるようにですね、えー、これは開催をしていきたいと思います。

引き続いて、えー、最後です。えー、新型コロナウイルスにおけるですね、これは感染があるということを前提にした上での、いわゆるその、避難所運営、災害防止対策についてです。あの、災害が起きた時にどう対応するのか、避難所運営マニュアルを改訂をいたしました。今般、コロナウイルスが広がっているという現状を踏まえて、やはり特別な対応が必要だろうと、いうことで、この、避難所のマニュアルを作りましたので公表いたします。現在、府域では感染拡大が抑制する傾向にありますが、これはいつまた頭をもたげてくるか、これはもう分かりません。また、秋、冬になるとまたどうなるかもわからないという状況ですので、もし、あの、新型コロナウイルスが広がってる時に、災害が起きたらどうなるの。避難所運営どうなるのということを、今のうちに整備する必要があると、判断をしましたので、この間、整備をしてきました。

まず、大きなポイントですけども、まず現在の新型コロナウイルスの特徴を知るということで、これはもう、あの、避難所の運営に関わらずどこでも言われていることですけれども、3密にならないような対策を取っていくということと、もう1つは、専門的な知見がある保健所と連携をしていく。これは災害時においても連携をしていくということです。え、そしてもう1つは、多様な避難所の確保です。これまでは、1つの避難所で、ま、多少密になることがあってもですね、そこで感染症が広がるということは、インフルエンザとかは当然あるんですけれども、こういったコロナのようなものが広がるということは想定していませんでしたが、これやっぱ想定しなきゃいけません。となると、今の避難所体制だけではダメで、いろんな、多様な避難所を確保していく、という発想が必要になってくると思っています。これはまず追加点の1つ。

で、もう1つの追加点ですが、避難所における感染の防止対策ということです。自宅療養者、濃厚接触者と、一般の避難者、これを分ける必要があると思います。また避難所においても、きちんと距離をとる。そして、避難所で発熱した人については、発熱が確認された人については、あの、別のゾーンで、避難を確保するということが重要になると思います。ちょっと詳細について説明をしていきます。まず1つ目ですけれども、事前の対策としまして、これは災害が起こる前の対策です。現在、コロナウイルスのいわゆる、陽性者で自宅療養されてる方が、いらっしゃいます。そしてもう1つですね、あの、ま、陽性にはなってなくても、その濃厚接触者という方がいらっしゃいます。で、自宅療養者と濃厚接触者の方については、保健所から事前に、もし災害が起きたらここに避難してくださいということを、あの、通知をしていきます。ここは、保健所と市町村の危機管理部局がそれぞれ連携をしまして、もし災害が起きた時の、自宅療養者、濃厚接触者の方はどこに避難するかというのを事前に決めておきます。で、事前に、選定した専用の避難所だったり、避難スペースというのが、これ決まってるわけなので、えー、今後、新たに陽性になったり、陽性で自宅療養されてる方であったり、その濃厚接触者の方に対しては、あなたの市町村においては、ここが、陽性者の方や濃厚接触者の方の避難所になるので、こちらに避難してくださいっていうのを、あの、書面で、毎回お知らせをすると、いうことになります。そしてもし、災害が発生したらその専用スペースに避難していただくということになります。

で、えー、一般の避難者の方ですけれども、まず、あの、事前に、あの、ご確認いただきたいと思いますが、ハザードマップなんかでですね、災害のリスク、自宅の災害リスクの確認をしていただきたいと思います。そして、自宅に災害リスクがないという場合には、その、自宅での待機。2階に、垂直避難をするということを当然お願いします。そして、避難所における3密を回避するために、親戚とか友人がいらっしゃる場合には、事前にですね、えー、避難所ではなく、そちらの方へ避難するということも検討していただきたいと、思います。で、えー、ま、そういった公的な避難所以外の方ついては、まず健康状況の聞き取りをします。避難されてきた場合に。異常がなければ、一般の避難スペースで、避難頂いて、熱とか何か異常があれば、この段階ではコロナとか当然わかってないんですけども、何らかの症状があれば、別途確保した場所での、専用スペースでご避難をいただくということになります。この一般避難用と、発熱がある場合のゾーン分けをしていきます。

具体的なイメージですけれども、どうなるのということです。これも自宅があります。で、これまでは、避難所が決まってますから、体育館等に非難をするということになります。ま、あー、その体育館に避難していただいた場合に、先ほど申し上げた、もし熱とかある場合については、今度はその学校の空き教室など、別なところで避難して頂いて、ゾーン分けをしていきます。もう1つ、これが普通の避難所ルートですけども、今回からはハザードマップ等で安全が確認できるご自宅については、自宅待機をお願いしたいと思います。そして、もし可能な場合は、あー、親戚とか友人宅、より安全なところで、あの、避難をしていただきたいと思います。もう1つ、ホテル旅館、これも避難の対象にしていきたいと思います。え、ホテルや旅館等で、避難者を受け入れる、これ、あの、大阪府とそれぞれの市町村が個別にホテル事業者なんかと、これから協議をしながら、それに賛同して頂けるホテルや旅館が対象となりますが、そういったところに避難をいただく。それから、大阪府や国の研究所や宿泊施設、これについても、避難の新たな選択肢としての対象に、していきたいと思います。

現在、あの、例えば府立高校でいくと、今も避難所に指定されていまして、現在、特別支援学校も入れて170校ありますが、そのうち93校が避難所に指定されています。ただ、いま避難所に指定されてない府立学校についても、ま、今回コロナの対応ということで、あの、避難所として、活用できるように、広くしていきたいと思います。総じて言うならば、密を避けるために、今まで避難所一辺倒でありましたけれども、密を避けるために、いろんな選択の、避難の場所を確保すると。そして、避難所に避難される方についても、発熱等があれば、空き教室などでゾーン分けをすると。ここに載ってきてないですけども、熱が、自宅療養とか、濃厚接触者の方は、全く別ルートで保健所ルートで避難場所をあらかじめ確保するという体制で進めていきたいと思います。

具体的に避難所でどういう対応するかというということですけど、まず、この3つのパターンを考えてます。1つは、今までは、ものすごい狭いところに皆さんが、いらっしゃる環境でしたけれども、そういった形でできるだけ分散をしまして、この、1家族の区画というのを決めていきます。3 m× 3mの確保をして、そして、1~2m開けると、いうことをテープ等で区域表示をして、密ににならないように、していきたいと思います。で、これは、あの、短期間避難の場合です。例えば台風が来ます。1日だけこれは避難しなければいけない。大雨、洪水の可能性があります。1日だけ避難しなきゃいけないと、そういった短期間の時の避難の場合です。

一方で例えば地震が起きて、長期間避難所生活が続きそうだと、いう場合には、テントを利用する。あるいは、そのパーテーション等を利用をしまして、それぞれの区域を分けていくと。それで、飛沫感染を防ぐという、この3通りで進めていきたいと思います。もう1つは避難される皆様へのお願い事項です。これまでの非常用品に加えまして、マスク、体温計、消毒液なんかは、そこに非常用品に組み込んでいただきたいと思います。それを避難所に行くときは、携帯して持ってきていただきたい、と思います。また避難所においては、その消毒であったり、土足はしないと、それから人との距離を取るということをお願いしたいと思います。今後の予定ですけども、6月の下旬からマニュアルを作成しましたので、市町村の職員を対象にした研修会を開催していきます。そして、7月以降に、市町村と連携しながら、これに対応した、避難所の運営の実際の訓練を、実施をしていきます。僕からは以上です。

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