小池都知事:こちらは新宿東京都庁、都知事の小池です。え、ほぼ毎日18時45分から、新型コロナウイルスに関します最新情報など、東京都の情報、お届けいたしております。東京都新型コロナウイルス感染症最新情報のライブ放送でございます。え、毎週金曜日、今日ですね、英語でもこのあと放送を致します。東京都の公式動画チャンネル、東京動画をベースにしまして、私自身がライブでの配信を行っております。新型コロナウイルスを正しく恐れて、都民の皆様の不安を解消。そして1日も早く、あの平穏な日常を取り戻す。そのために様々な手段で、皆さま方へ、迅速に情報をお届けして参ります。さて今日のですね、新型コロナウイルス感染系情報でありますが、18時の時点であります。残念なことに、本日も過去最多の感染者数を記録をいたしております。陽性者の数が189名となりました。軽症者の移送、ホテルの方にお移りいただいている方が24名の予定でございまして、そして、これまで病床数の方ですが、今週の末までに約1700床は確保いたしております。
そして、今日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、緊急事態措置に基づきます、お店などの営業休止について要請、お願いについて決定をいたしましたので、その内容についてのお知らせでございます。はじめにですね、ちょっと色々行政用語が入りますが、法律用語というか。基本的に休業を要請する施設としまして、遊興施設等、大学・学習塾等、運動遊戯施設など、6つのカテゴリーのうちで、1000平米以上の施設を対象にしまして、基本的に営業の休止を要請をいたします。また、1000平米以下の施設についてでありますけれども、同様に営業の自粛を強く求めてまいります。なお、100平米以下の小規模な店舗につきましては、ま、様々な事情から営業を継続される場合には、徹底した感染の防止対策をお願いをいたします。それから第二に、施設の種別によっては、種類によっては、休業を要請する施設といたしまして、ここには文教施設と社会福祉施設などが入ります。で、文教施設ですが、原則としまして、施設の使用停止また催物の開催の停止を求めております。え、また、社会福祉施設などのうち、保育所、学童クラブなどにつきましては、必要な保育等を確保した上で、適切な、こちらも感染防止対策のご協力を要請しております。そして通所介護などの福祉サービス、保健医療サービスを提供する施設につきましては、適切な感染防止対策の協力を要請をいたしております。第3に社会生活を維持する上で必要な施設ということですが、医療施設、生活必需物資販売施設、ま、普通のお店ですね、食事の提供をする施設など、8つのカテゴリーになっております。で医療施設、生活必需物資の販売施設などにつきましては、ま、これは言うまでもありません。社会生活を維持する上で必要だということで、原則として営業を継続、適切な感染防止対策の協力をお願いをいたしております。なお、居酒屋を含む飲食店などですけれども、夜間における外出を止めてください、抑制するという観点から、朝の5時から夜の8時までの営業といたしておりまして、お酒の方の提供については、夜7時までとするように求めて参ります。以上申し上げた対策については、明日4月11日の午前0時からの実施といたします。だからこれから飲みに行こうなんて言わないでください。是非宜しくお願いします。詳細は東京都の公式ホームページに載せてあります、東京都緊急事態措置に関する情報という欄がございますので、そちらをご覧下さい。
そして一方で、協力金についても今日は発表させていただきました。緊急事態の措置期間、その期間中ですね、都の要請に対して全面的に協力をいただきます中小企業の方々に協力金を支給するというものです。で、支給の金額につきましては、1社で1事業者のみの場合は50万円。複数の場合は100万円といたします。また、今回の措置に関しましての、疑問やご不安、色々あると思います。先日設置致しました緊急事態措置相談センター、こちらに出ています03-5388-0567となっております。こちらの方にお問い合わせを頂ければと存じます。さて、今日、ゲストをお招きをいたしておりまして、東京都医師会副会長の猪口正孝先生にお越しいただいております。先生、大変いつもお世話になっておりまして、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。東京都医師会はですね、4月の6日に、医療的緊急事態を宣言をされました。そしてまた、今、都庁として、いろんな医療的なオペレーションする際の、様々なご助言も頂いております。そういう中でですね、医療体制、えー、ま、大学病院からあの、クリニックから色々とあると思いますけれども、今の現状どうなっているのか、現場からのお声をいただけますか。
猪口氏:私、あの、東京都医師会の中で、入院の医療提供体制を担当していまして、今回新型コロナの患者さんが、陽性、もしくはいろいろな形で症状が出てきたときに、入院というところで、その体制を整えるのが私の仕事っていうことになってます。であの、今、知事の方からですね、病床の確保1700床あるという話もいただきました。その通り、1700床を確保しているところでございますけれども、あの、昨日が181名、今日が189名ですか。それぐらいが1日にですね、その陽性の数が出てきますと、この、これだけの患者さんだと、お歳だとか、性別、合併症があるとか、重症度があるとか、そういういろんなことを考えながら病院に入院してもらうわけですけれども、そういうのをマッチングさせるのがですね、一気に1日以降200人近い形になりますと、なかなかやはり大変です。あのー、すぐその日のうちにっていうわけではなくて、自宅待機の時間ができてしまうというような、その滞り、やっぱり多くの患者さんが出ますとですね、あの、滞り時間も出てきますので、え、まあかなり混乱していると言えます。それからあの、チャーター機からはじまりまして、東京はその、コロナの患者さんとずっと向き合っている時間が相当長くなってきています。2か月ぐらいになっていますので、そうするとですね、感染症の指定病院の主役たちがかなり疲れてきている。あのー、このまま患者さんが増え続けるとですね、ま、なかなか、将来的には本当に混乱してくるんではないかなと本気で思っているとこです。
小池都知事:ということで、猪口先生にはですね、えー、ま、8割を占めるという感染した方々の無症状、えー、それから軽症の方々をホテルなど宿泊施設に移行していただいているということで、今は東横インさんの方にですね、毎日、軽症、無症状の方々、先生方のチェックを受けた上で、そちらのホテルの方にご移動いただく。そのぶん病院のですが、ベッドが、空いてそしてよりケアの必要な方々のために、その病床が確保されるということです。今お話いただきましたように、一人一人病状が違うわけですから、それを見極めながらどこの病院に、この感染、陽性が分かった人を送っていくのかという、まさしくマッチングですね、先生の指揮のもとでお願いをしているということであります。それからですね、また、明日明後日、週末であります。だいぶ人通りはですね、あのまあ、これはある意味異常 東京の街の姿を呈しているわけですけれども、お出かけになる時もですね、不要不急はお避け下さいと申し上げております。ただの家族で食事とか、そういう機会ももうそろそろなくなってきているかと思うんですけど。そういったときに気をつけるべきことって、先生なんでしょうか。
猪口氏:ウイルスっていうのは、動物の体でなくちゃ生きていけないから、あの、必ずヒト・ヒトで移るわけですね。で、あの、人と人との、その、接することによって移るわけですから、やっぱりあの、接触を避けるんですが、普段いる家族の方とお食事するのにはそんなに問題ないだろうと思いますが、普段お食事しないような、友達だとか、それから接待だとか、そういう方達と、長いことお食事をするというのは、もう是非やめてもらいたい。あの、今の医療の混乱は、患者さんの数に負けかかっているというんでしょうか、数がスピード感をもってですね、すごい大量に押し寄せてくると、太刀打ちできない。あのー、ゆっくり来るんだったら何とかできるんです。もうその、あの、スピードを抑えられるのは皆さんが、とにかく一緒にいない、接触しないということに尽きるわけですから、ぜひご自宅で週末はですね、ご自宅で過ごしていただきたいと、本当に思います。
小池都知事:またあの、いざ、食事をするシーンの時は、今日もこうやって離れてるわけですけども、かなりこの距離を取っていただくということでしょうか。
猪口氏:そうです。あの、面と向かわないとかね。それからあの、長いこと食物を置いたままにして喋らないとか、距離を置く、もうこういったことを守って是非頂きたいですね。
小池都知事:特にマスクして食事っていうわけにはいきませんからね。そのぶんやはり、あの、食事では気をつけていただきたいと。そして新しい感染者をいかにして出さないか、ということに尽きるかと思います。また週末も、この、ご自宅で待機していただいている方々なども、病院やホテルの方へ移行していただいている、その際は猪口先生お世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
猪口氏:ホテルは本当にありがたい。うまく受け入れていきたいと思います。
小池都知事:ありがとうございました。東京都医師会の副会長、猪口正孝先生にお話を伺いました。さて、感染症の方々のですね、感染者の内訳の変化をちょっとここでご紹介しておきたいと思います。都内におきます感染者数ですが、3月10日までは累計で67名でした。ずいぶん昔のように思いますが、ほんのひと月前の話です。で、一ヶ月経った今日4月10日でありますけれども、1日で181名(189?)、えー、昨日ですか、今日ですね、だんだん日にちがわからなくなってきているっていう。そして1日で180台増加しているということで、昨日までの累計で1519名。つまり一か月の間に20倍を超える水準に達したということであります。ま、日頃、日々転々として見ているだけでなく、やっぱりちょっと俯瞰してみると、そのような状況になっております。感染者の内訳の年代別でありますが、40歳代以下の方々、その割合がですね3月の時点で55%だったんですが、4月に入りますと、昨日までの集計で60%を占めていると。さらにこの中から、20代、30代の方を抽出してみますと、3月の32%から、4月には40%増加している。つまり若い世代の方ってのは、相対的に感染後に症状が現れにくいとも言われています。そして外出を自粛して頂かなければ、感染しても無自覚で終わるまで他の人に移してしまうというその可能性が高まるということです。今も猪口先生のお話もありましたけれども、明日、明後日週末です。平日もそうなんですけれども、若い皆様には強く申しあげます。この週末、ぜひとも不要不急の外出を自粛していただきたい。それは命を守る行動です。あなたの命とお友達の命。社会全体、よろしくお願いいたします。そして、こちら、じゃあお家で何をするかということで、1つヒントであります。先日YouTuberのヒカキンさんに、ビデオチャットでの対談に、私、参加させていただきました。それがですね、今日、YouTubeで公開されまして、さっき私も、あの、見たところです。ヒカキンさんがですね、今、自分たち何すればいいんですかと聞いてくださったんですね。その時にお家にいましょう、ステイホームですよと。そして、やむなく外に出る場合は、人との人の間を2m離しましょうねと、ソーシャルディスタンスですね、なんて話もしました。皆さんもこの新型コロナウイルス正しく恐れるのに、ヒカキンさんとの私とのやり取りをぜひご覧いただければと。もう、つい数時間前にアップされたのが、何十万を見られて、すごいですねー。
最後に改めて申し上げておきます。緊急事態宣言の期間中、も、食料品や医薬品などの生活必需品の購入は、そのための外出は可能です。ご安心いただきたい。ただ、買いだめや買い急ぎ、その必要ございません。また在宅勤務を活用して、通勤は最小に留めていただきますように改めてお願いを申し上げます。公共交通機関も動いていますが、性急に、地元、故郷への帰省などはお控えを頂きたい。そしてまた、引き続き、不要不急の外出をお控えをいただきたい。やむを得ず外出される際には、人と人との間2mということで、何度もすいません。新型コロナウイルス感染症対策、命が関わっている問題であります。何とかこの感染拡大抑えたい、その認識を皆様方と共有をしまして、一丸となってこの国難と言える状況、乗り越えていきたい。お一人お一人のご協力をお願いを申し上げます。最後に、あなたの命を守るため。家族を守るため。仲間を守るため。社会を守るため。どうぞご協力お願い致します。本日もご視聴ありがとうございました。
以上 文字起こし㈱InStyle
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