小池都知事:こちらは新宿、東京都庁、都知事の小池です。え、ほぼ毎日18時45分から、新型コロナウイルスに関します東京都の情報をお届けしております。東京都新型コロナウイルス感染症最新情報、ライブ放送でございます。毎週金曜日には英語でも放送を致します。えー、新型コロナウイルスを正しく恐れ、そして都民の皆さんの不安を解消する。そのために日々迅速に情報をお届けしております。
それでは新型コロナウイルス、今日の最新の状況をまずお伝えをいたします。18時の時点で、陽性者数91名となっております。ま、あの、だいたい、月曜日というのは、この検体の関係、曜日の関係もありますが、今日は91名となっております。で、軽症者の移送は、本日13名。これまでの累計で105名となります。それから内訳、91名の内訳ですけれども、濃厚接触者が14名。海外からお帰りの方がお一人。それから調査中は76人。重症者2名出ております。
えー、それから宿泊施設の状況をお伝えをいたします。医療崩壊を防ぐためにはこの新型コロナウイルス感染症の陽性の方々のうち、入院治療を必要としない軽症者、それから無症状の方を受け入れていただく宿泊施設を確保するようにこれまでも取り組んでまいりました。既にですね、あの、先週7日に開設いたしました東横インさん、こちらの方では、軽症者などの受け入れがすでに始まっておりまして、それに加えて、他の二つのホテル、15日水曜日、明日、明後日ですね、の開設に向けまして最後の調整、準備を進めているところであります。
また患者数が急増しております関係もございまして、明日、滞在施設のさらなる確保に向けまして、えー、ご協力いただける宿泊施設を公募したいと存じます。えー、公募期間は明日から、えー、20日の月曜日までの約一週間であります。えー、受け入れの期間については、6月末までを予定をいたしております。是非とも東京の医療崩壊、防ぐために事業者の皆様方のご協力、お願いを申し上げます。えー、それから、国の緊急事態宣言を受けまして、都民の皆様の命を守る、そのことを最優先に、東京都はして参りました。そして先週10日でございますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京都における緊急事態措置、長いですが、これを取りまとめまして公表いたしております。
で、あの、ま、東京都のこれは、措置でございますけれども、元々あの、国の法律がベースになるわけですが、なかなか複雑、分かりづらい用語や言葉もございます、ま、一般的にですね。で、都民の皆様方に混乱招くことのないよう、ま、大変お問い合わせもたくさん頂いておりますので、ちょっとまとめてみたいと存じます。で、こちら詳細まとめたものでございますけれども、今回のこの、ちょっと待ってくださいね、画面が出ていますでしょうか、はい。
えー、そして、こちら小学校ですね。ちょっと飛んでますね、これね。お問い合わせの多かった部分で、商業施設で生活必需品を扱う店舗。こちらはスーパーマーケット、薬局などは、こちらの方はやっております。それから感染を防ぐ対策を、ただしとっていただきたいということであります。それから、休業を要請をするという、お願いをするというところがですね、生活必需品を扱っておられる店舗以外の、店舗となりまして、エステサロン、サウナ、ネイルサロン、おもちゃ屋さんなどが列挙されているところでございます。
それからあの、学校の方でございますけれども、こちらの方はですね休業という形になります。小学校、中学校、高等学校ということになります。で、学校の休校が続く中で、お子様の学習の遅れや生活の乱れを心配される保護者の方々もおられることから、小学生のお子様の生活学習支援の一環として、今週水曜日の15日から、朝、そして午後の2回、テレビ放送を行うということを、えー、先週もお伝えしたかと思います。タイトルは、東京おはようスクールということになりまして、朝の30分間と午後の2分間。番組を見て、1日を、お子さん達、これでスタートしていただく。そして生活のリズムを整えて、自分に合った学習をおすすめ頂くということで、是非ご覧頂きたいと存じます。
それから先ほどの、あの、お問い合わせの件でありますけれども、えー、沢山頂いておりまして、こちらの東京都防災ホームページに、この後7時からですね、えー、対象となる施設、対象とならない施設をリストアップしておりますので、そちらの方で、それぞれご確認を頂ければと、このように考えております。
さて、続きましてですね、今日あの、緊急事態の宣言から初めての平日を迎えたわけでございます。ちょっとこちらの表を見ていただきましょうか。これはですね、メトロの、渋谷駅の数字でありまして、えー、少し近寄れますでしょうか。これはですね、あの、右側が4月10日ですね、の動きになっています。
それから今日4月13日が、この左側になっておりましてですね、これが、えー、10日の時点で、えー、午前8時の一番混雑してるところ、えー、平均しまして、平均の混雑状況よりも約2割減っています。それから、えー、今日でありますけれども、午前8時の状況で、混雑状況は、普段と比べましてマイナス38%という状況になっております。相当減っているとはいえ、目標がマイナス8割、80%ですから、これではまだまだ届かないということになります。で、新型コロナの感染の拡大防止については、人との接触を8割減らすということが目標になっているわけでありますけれども、えー、そして政府の方もですね、経済団体などに、まず7割と仰って減らしてくださいということで、協力をお願いしている。ただやっぱり8割、を目指していく必要があるというのが、専門家の見方であり、またあの、中途半端にやっていると結局ダラダラと長く続いてしまうわけですね。
そこで、この、人との接触を減らす、えー、その一つの対策、重要な対策がテレワークでございます。そこで今日お客様をお招きしております。一般社団法人日本テレワーク協会の田宮一夫専務理事、どうも今日はありがとうございます。テレワーク協会さんはですね、その名前の通りですね、テレワークを広く社会に普及、啓発することで様々な活動を続けておられるということでございます。今日はそのテレワーク、どうしたら、できるんですか、という、ま、なんでしょうかね、まだまだ躊躇しておられる方、うちじゃ無理だよという方々に、是非どのようにして、まず、あの、導入していけばいいのか、社員の皆さんにどう徹底していけばいいのか、いろいろヒントをいただきたいと思うわけでございますが、えー、今日はですね、まず、都内の企業のテレワークの現状はどうなっているのか、ご説明いただけますか。
田宮氏:はい、こちらはですね、東京商工会議所様がですね、先週4月8日に発表したデータでご説明させていただきたいと思いますけども、東京都のテレワークの推進状況が、全体で26%という状況でございます。ただ、300人以上の企業で見ますと、もう57.1%が、テレワークが導入されております一方で、50人未満の企業が、14.4%ということで、若干こちらの50人未満の、企業の導入率が今悪いということが、えー、課題でございます。
ただ、そうは言いましてもですね、あの東京都様は、えー、時差出勤といったところでですね、こういった在宅勤務ができない代わりに時差出勤を行っている企業が56.5%、先ほどの50人未満の企業でも43.9%。あるいは、Web会議であるとか、会議の短縮、出張の回避、こういったところに取り決めをされてるとこが61.9%と、あの、かなりですね、中小も含めて、時差出勤も含めたコロナに対する取り組みの意識は大変高いものというふうに思っております。
ここ7割、8割ですね、在宅勤務、進めていくためにはですね、まずできるところからということで、在宅勤務においては、IT環境をご用意いただくということと、あとは労務のところですね。具体的に言いますと、本当にPCとかスマホ、こういったものですね、使って、自宅でできる業務を進めていただく。あるいは、一部その、PCという手配が遅れてるような企業さんがあられますけども、あの、リモートデスクトップを使っていただいたりですね、あるいはこういうUSB型のものを、自宅のPCに差し込んでいただいて会社のPCにアクセスをいただくような企業さんが増えておりますので、まずはできるところから取り組んで、進めていっていただきたいというふうに思っております。
それから、もう一つはですね、Web会議等を使ってですね、上司であるとか、会社の方々と、やはり日々コミュニケーションをとる習慣づけをしていただくと。ここはやっぱり在宅勤務が長く進んでいきますと、若干の疎外感であるとか、あるいはメンタルケアも必要になりますので、会社にいる時と同じようにですね、雑談とか相談をして頂きながらですね、コミュニケーションに慣れていただきながら、そういうことを繰り返してできるところからやっていただきたいなという風に思っております。
小池都知事:あの、そういう中でですね、企業が進めている事例ですね、今も少しご紹介いただいたかと思いますけれども、えー、あと一押しなんですね。あと、ハンコ、が最終的に必要だから、あの、会社に行かなくちゃだめだとかですね。それから、ま、あの、植木等のスーダラ節じゃないですけれども、あの、昭和の流れで、えー、とにかく長時間労働当たり前みたいな、この辺のところの、ま、意識改革も必要なんですが、でもそうは言っても、テレワーク、実際に環境をどうやって整えればいいか、ここから始まらないとしょうがないと思うんですけど。
田宮氏:仰る通りです。あの、職場の皆さんと離れたところで仕事をし始めますとですね、やっぱりどうしても、余計に働きすぎてしまうんではないかと、あの、育児や介護で中抜けをした時にですね、そのぶんを深夜にやるとか、休日中にやるというケースも散見されますので、しっかりとそこはですね、あの、事前に取り決めをしていただいて、残業ですとか、休日出勤といったものに関しての、事前承認を取るですとか、あるいはハンコに関しましてもですね、できれば電子であるとか、メールでやり取りをすることによって、少し、その、決裁をする、時間、サイクルをですね、少しこう長期化をして頂いて、それに代わる承認プロセスをですね、メールで承認するとか、代用で少しやって行くやり方もあると思うんですね。そこを、ま、少しずつ進めていっていただきたいかなと思います。
小池都知事:あの、少しずつだとなかなか時間ばっかりかかるようで、もうこの際エイヤで進めていただきたいものですけども、ま、あの、そう言ってもなあという話、また、あの、日本の文化っていうのは、あの、コミュニケーションもそうだけど、その後仕事の後、飲みニケーションしないとなにか終わらないみたいな、そんなところもありますけど。ま、大分世代が変わって、その辺りの意識も違うんでしょうけどね、どうでしょうかね。あの、いつも私、このテレワーク協会の皆様方ね、えー、ウイットに富んでいるなと思うのが、川柳をね、集めておられて、クスっと笑うようなのが多いんですよね。もうあの、たまにはこういうこともちょっと癒しとしても、お聞かせいただきたいなと思うんですけど、どうでしょうか。
田宮氏:あの、毎年毎年ですね、800作品ぐらいをご応募頂いて、ま、昨年度は、こちらに出ております。「モバイルの やり方わからず 出社をし」と、これがグランプリをとったんですけども、本日は、小池知事とこういう機会を頂きましたので、うちの職員がですね、これで最近の話題で、はい、ちょっと次へお願いします。「コロナから 命を守る テレワーク」、「在宅で 人類の危機 乗り超えろ」「やらないと 8割抑制 果たすため」と、こう3作品をご紹介させて頂いてですね。
小池都知事:テレワークにつきましては、東京都といたしましてですね、あの、テレワーク導入に対しての必要な機器、それからソフトウェアの導入経費も助成をいたしております。それから、テレワークを体験できる機器の、えー、無償の貸与、そしてテレワークのメリットや効果をですね、体験できる機会を提供をいたしております。是非とも、この新型コロナウイルスによります、この感染症への対応の機会を捕まえてですね、この際、テレワークの導入を、是非とも加速させていただきたいと存じます。
えー、このように、画面に出ておりますけども、これらを、是非とも活用をしていただいて、そしてテレワークの、この、政策を打ち出したところですね、大変多くの企業の皆さんからですね、あの、中小、零細、手を挙げていただいておりますので、こちらの助成の方もですね、あの、しっかりスピーディーに進めていきたいと考えております。是非とも、テレワークが、このコロナを解決をする、その何て言うんでしょうね、テレワークによって、コロナの感染症の拡大を防止することによって、テレワークが最後に働き方改革として、東京、そして日本に残ると、いうことのためにもですね、ぜひ、あの、企業の皆様、経営者の皆様方に、強くお訴えをさせて頂いて、うちの業種じゃダメだよ、というふうにお考えにならないで、できるだけ、このテレワークで、できるだけじゃないですね、是非とも強力におすすめいただきたい。加速させていただきたいと存じます。
駅で、今もですね、人がダーッと流れる姿を見ておりますと、8割には程遠いと思います。是非宜しくお願いを致します。田宮さんありがとうございました。そして最後に改めて申し上げますけど、引き続き、皆様方には不要不急の外出をお控えいただく。そして、また、人と人との間隔約2m確保する、ソーシャルディスタンスの実践、お願いをいたします。これら、全て、あなたの命を守るため、家族を守るため、大切な人を守るため、社会を守るため。どうぞご協力よろしくお願いを申し上げます。本日もご視聴ありがとうございました。
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