6月24日 長澤育弘候補 東京都知事選挙 政見放送 文字起こし

アナウンス:東京都知事候補者、無所属、長澤育弘、34歳。昭和60年生まれ、大分県出身。薬剤師として病院、薬局などで勤務後、独立。起業回数8回、一般社団法人零売協会理事。では、長澤育弘さんの政見放送です。

長澤氏:有権者のみなさん、こんにちは、はじめまして、東京都知事候補の長澤育弘です。みなさま病院の薬が、薬局で処方箋なしで買える、零売という制度をご存じでしょうか。日本には約1万5千種類の医療用薬品が販売しています。この医療用医薬品とは、ドラッグストア等で販売している薬ではなく、病院や薬局等で販売される薬のことを言います。零売制度の条件を満たせば、この1万5千種類の中の約半数である7500種類の薬品を、処方箋なしで販売することが可能です。この7500種類の中には、えー、風邪薬をはじめとした、咳止めや解熱、鎮静剤、胃薬、抗アレルギー剤、また概要のステロイド軟膏などは、普段使いする薬は大概買うことが可能です。当然のことながら、医師の判断が必要な危険な副作用がある、向精神薬や糖尿病の薬、抗生物質、また、大きく血圧を下げるような薬は販売することができません。

零売の良い点は大きく2つあります。まず、所要時間が短く、医療機関での混雑を避けられるという点にあります。病院やクリニックの業務は大変多忙を極めており、いつも混雑しております。薬局で直接薬を買えれば、その分早く、また今回のコロナのような事態の時にも密集を避けることができます。また、常に人手不足のお医者さんや看護師さん、その他、医療従事者の皆様の業務を改善することができます。2つ目は、医療費を軽減できるという点です。医療保険を使わない制度なので、えー、診療費や調剤費等がかかりません。増大する医療費を削減する効果があり、日本の医療費の約5%に当たる、約2兆円を削減する効果があると言われています。私は5年前から薬剤師が今でもさらに社会に貢献するために、この零売という制度を広める活動をしてきました。しかし、現段階ではあまり一般的ではないこの制度はあまり普及はしておりません。東京の医薬品のアクセスを変えれば、日本の薬品のアクセスが変えられるかもしれない。そういう思いで今回の都知事選に立候補させていただきました。都民の皆様、また薬剤師の皆様、僕に力を貸してください。宜しくお願いします。

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