6月18日 小池百合子候補 東京都知事選挙 告示日第一声 文字起こし

★都庁での第一声★

それでは、東京都知事現職小池百合子、こちらで、今日から始まります東京都知事選、第一声を行わせて頂きます。ちなみに、今回は、基本的にオンラインの選挙を目指しております。密を避けるという意味で、基本的にはオンライン選挙、いろいろと挑戦をしていきたいと思います。また第一声につきましても、こちらのホームページで、すでに第一声を録画しておりますので、こちらもぜひご覧いただければと、このように思います。さて、今から4年前でございますけれども、私はまさしく崖から飛び降りる気持ちで、この東京、首都東京をなんとか改革をしていきたいんだ、そういう思いで、政党のご推薦もなく、一人で崖から飛び降りたわけでございます。4年が経ちました。これまで東京の改革、東京大改革、都民ファーストの都政、そしてまた情報公開、そして賢い支出、この3本柱の東京大改革を、皆さんの力を得て、進んできたわけでございますが、今回の2期目への挑戦にあたりましては、この東京大改革をさらにバージョンアップをいたしまして、東京大改革2.0を進めてまいりたいと考えております。

柱の一番最初に参りますのは、これは何と言いましても、現下の喫緊の課題であります、コロナ対策、これに尽きます。そしてまた、このコロナ感染症はですね、現在もまだ決して終わってるどころか、今も数字の方もですね、微妙な動きになっているところでございます。よって現在進行形。それと同時に第2波に備えるという必要がございます。そこで、私は東京版の予防センターを凝縮して作っていきたい。これまである、既存の施設がございます。機能がございます。これらを集約した形で、東京版のCDCをつくってまいりたいと考えています。そしてその役割として、そしてそこからが発信塔になって、例えばPCRの検査、抗原・抗体検査など検査の拡充やっておきます。そしてまた、多くが軽症だということでございますので、まず入院施設、病床、さらにはホテルにおけます宿泊療養などもしっかりと体制を整えてまいります。

医療従事者の皆様方は、病院の経営がかなり厳しくなっているということも聞いております。それらの財源をバックアップしていく。そして医療従事者の皆さんお一人お一人も、24時間、命をかけて戦ってくださっている。そのサポートもしてまいります。そしてまた何よりも大切なのは、ワクチンがない、治療薬がないということがコロナウイルスの問題点。これも開発支援など東京都として行なって参りたいと考えております。それからあの一番最近私自身、気になっておりますのが水際対策であります。これは国の役目ということにもなりますので、この水際対策をよりシビアにやっていただくようにお願いもしているところでございます。都民の命と健康を守っていく。これを最優先に進めると同時に、1番目の東京大改革バージョン2の課題でありますけれども、そこは、都民の命と健康を守り、稼ぐ東京を進めることであります。

稼ぐ東京という意味につきましては、まずは感染症の防止を行うことと、社会経済活動の両立を図っていかなければなりません。そしてこの経済社会活動の活性化のためにですね、例えばデジタル化日本はずいぶん遅れました。東京ももっと先にいかなければならない。爆速で5G、これを進めて参ります。これは、国際金融都市、今世界中が荒れています。安全で安心な東京、これを作ることと、5Gの環境を整えることによって、東京がまた、世界の中の金融都市としてさらに成長する可能性は大いにあるところでございます。そしてまた今回、ステイホーム期間中に皆さん、体得といいましょうか、体感されたことと存じますけれども、テレワーク、時差通勤、そしてまた様々なこのデジタル化による利便性、これをですね、さらにを進めてまいりたいと考えております。サテライトオフィスを多摩などの地域にも作っていく。これも既に着手をしているところでございます。これによって新しい日常、生活スタイルを作る、ビジネススタイルを作る。このことをやることで、進めることで、東京の、都民の皆様方の命と健康と、そして、稼ぐ東京を確立していきたいと考えてます。

そしてまた2番目の柱は、これは人を中心とした、人が輝く東京づくりでございます。8,500人以上いました待機児童数、この4年間で一気に2千人台に減りました。2000人というのは、毎年保育施設のサービスを活用される方々が1万5千人ずつ増えていった。増えながらも、待機児童は減ったということでございますので、実質マイナスということにも、待機児童数はマイナスと言っても過言ではないかと思います。そもそも私は、仕事を選ぶのか、子育てを選ぶのかと、女性が悩む日本って一体何なんだとずっと思ってまいりました。だからこそ、この待機児童対策っていうのを真っ先に取り組み、そしてまた数々の成果を上げることができたと思います。そして、結婚からその前の婚活もそうなんですけれども、妊娠そして出産、さらにはその後の子育て、これについても環境を整えることで、女性の活躍ができます。そして子どもさんも元気に育つ、このような環境作りをこれからもさらに一層加速して進めていきたい。それが、人が輝く東京の証左になると思います。

そしてまたシニアの皆さん、私は長寿を国際語にしたいと豪語してまいりました。長生きすることがどんなに素晴らしいことなのか。それも元気で、働く場所、学ぶ場所、シニアの皆さんのこの場を作っていきたい。そしてまたそれをサポートしていきたい。東京都立大学、100歳まで学ぶコースも作りました。いろんな意味で実現する、そのような政策を、本当にそれを実施して参る、そのような2期目にしていきたいと考えております。また人を守るという観点からはですね、最近も地震もあちこちで起こっております。そして去年の震災がいまだに記憶に新しいところだと思います。加えてこのコロナです。このコロナの感染症と風水害、そして地震、これが一辺に起こったらどうなるのかという最悪のことを想定しながら、しっかりと危機管理、やっていきたいと思っております。避難所のあり方はどうするのか、それらも含めて、しっかりとした対応を、様々発想しながら進めていきたいと考えています。

3つ目は賢い支出につながりますけれども、あと多摩と島嶼ですね、この魅力をですね、もっと引き出して、そして多摩、島嶼、この東京都の素晴らしい、あの、一角を占めておられる、この部分に光をさらに当てていきたいと思っております。これまでも交付金、580億円に上る交付金、あの非常に有効に使っていただいていると、このように考えております。そして3つ目がですね、都民ファーストの視点で、行財政改革・構造改革を行うということであります。これまでも賢い支出の中で、ダラダラと、とは言いませんけれども、ずーっと長年続いてきた予算に、いったんそれを事業見直しをすることによって、はいこれについてはもっと少なくていいですね、いやもう少しつけていきましょう、それによって都民生活プラスになる、いろいろな見直しを行いました結果、3500億円、4年間で3500億円の事業見直しで、財源をひねり出しております。そして、都債の発行もですね、できるだけ抑えることによって、将来のツケ回しをしない。健全な財政、都財政ということをつくって参りました。なかなか今回のコロナがあり、また国が収奪するなど、さらにはコロナによって法人税頼りの東京でございますので、厳しい部分もございます。しかしこれらをですね、先ほど申し上げましたように、人の命を守ると同時に稼ぐ東京、この両方で見直しをし、縮減をする部分と大いに稼ぐ部門をつくっていくということを進めてまいります。

オリンピック、パラリンピックにつきましては、子どもたちの大変大きな希望になっております。ただし課題はたくさんあります。それらを一つ一つ、国やIOCなどと連携しながら進めて、また簡素化、さらには費用の縮減っていうことを進めて、都民の皆様方のご理解が得られる形で進めていきたいと考えております。この4年間、いろんな形で皆さん、都民に皆さんに支えられてやってまいりました。これからも、この2期目、ぜひ都民の、都民による、都民のための東京都政を確立していきたく、改めて都民の皆さま方のお力を頂戴できますよう、よろしくお願いを申し上げます。以上でございます、ありがとうございます。

★YouTube上での第一声★

小池百合子です。新型コロナウイルス感染拡大防止にご協力いただき、ありがとうございます。今、感染第2波への備えとして、万全の医療、検査体制の確保を進めております。都民の命と健康を守り抜くことを最優先に、経済活動への支援も、さらに強化してまいります。この4年間、皆さんの信頼と期待を原動力として、東京大改革を進めて参りました。待機児童数は、3年間で6200人の減少。国に先駆けて、都独自の受動喫煙防止条例の制定。事業の見直しで3500億円の新規財源の確保。新型コロナ対応で、事業者の皆様への最大100万円の協力金のほか、多摩・島しょの自治体への交付金も、過去最高の金額となりました。都民ファーストの都政、情報公開の徹底、賢い支出、これらを柱とする東京大改革は、着実に進行しています。そして今回、バージョンアップした東京大計画2.0を掲げまして、2期目の都知事選挙に立候補いたしました。東京の未来は、都民と決める。これをスローガンとして、都民の命を守り、稼ぐ東京。人が輝く東京。都民ファーストの視点での行財政改革、構造改革を進めて参ります。都民の未来を守るために、私は戦い続けます。小池百合子にあなたの一票を託してください。一緒に、新しい東京をつくりましょう。

以上 文字起こし㈱InStyle
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